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小心者の小心者による小心者のためのブログ

日が暮れたら夜なんじゃない、勇者が寝たら夜なんだ。  

主人公が宿屋に泊まると強制的に日付が変わる。それがRPGの世界というものだ。
★★★宿屋(大浴場)★★★
僧侶「ふぅ・・・やっぱり温泉はいいですね」
魔法使い「そうだね~。勇者も来たらよかったのに」
格闘家「まぁ、見た目は女の子でも中身は男ッスからねぇ」
剣士「勇者も不運だな」
僧侶「魔王を倒せば戻れるということでしたけど」
魔法使い「でもさー・・・魔王を倒すまでにどれだけかかるか分からないでしょー?」
格闘家「何か問題でも?」
魔法使い「んっとね、ああいう種類の魔法っていうのはね、掛けてから解くまでに時間制限があるんだよ。あんまりにも長い時間魔法が掛かったままだと、最悪戻れないってことになりかねないんだよ」
僧侶「そんなこと一言も聞いてないですよ」
魔法使い「そりゃ、王様が教えるわけないよ。だって、言っちゃったら勇者がおとなしく魔王討伐に行くわけないもん」
格闘家「それもそうっすね。その場で暴れるとかなんとかして元に戻ろうとするはずッス」
剣士「だったらのんびりしている暇など無いではないか」
魔法使い「・・・とは言ったものの、魔王に関するデータなんて全然そろってないんだよねー」
格闘家「魔の王ってからには、強い魔法を使うんだろうなってことしか想像つかないッス」
剣士「最後に止めを刺すのは勇者の仕事・・・になるだろうな」
魔法使い「どちらにせよ、急いだ方がいいのはたしかだねー」
★★★酒場★★★
マスター「勇者っていうからどんな屈強な男かと思えば、可愛らしいお嬢さんじゃないか」
勇者「元は男だったんだよ・・・屈強とまでは言わないけども」
マスター「なんだって女の子に?」
勇者「エロじ・・・王様のせいだ。魔王倒さないと元に戻さないって」
マスター「それは災難だったな・・・。まぁ、魔王のヤツを倒しちまえばいいんだろう?」
勇者「その魔王の城に行くまでがけっこう厳しいんだよな・・・。まだここら辺にはモンスターとか出てないけども」
マスター「確かに、ここらでモンスターを見たなんて話は聞かないな」
勇者「そもそもモンスターなんて物本当にいるのか?」
マスター「まぁ、魔王がいるぐらいだから、モンスターもいるんじゃないか?たまたまここら辺にいないだけで」
勇者「とりあえず先に進めば、遭遇するかもな・・・」
マスター「頑張れとしか言えないが、いいアイテムがあるぞ」
勇者「いいアイテム?」
マスター「宿に戻ったら開けてみな」
♪勇者は謎のアイテムを手に入れた。
勇者「何が入ってるんだろう・・・」
マスター「開けてみてのお楽しみってヤツさ★」
~つづく~
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Posted on 2014/08/25 Mon. 01:01 [edit]

category: 勇者と魔王

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