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小心者の小心者による小心者のためのブログ

勇者は新たなスキルを手に入れた  

女子力のさらにうえを行くのが嫁力だ。
勇者「はぁ・・・」
四天王2「どうしたの~?溜息なんてついて。幸せが逃げるわよ?」
勇者「あーいや・・・なんていうか・・・これからのこと考えてたらさぁ・・・」
四天王2「これからのことって、魔王様とのこと?」
勇者「そうだよ・・・どう足掻いたって避けられないことなんだけども・・・」
四天王2「難しく考えなくてもいいと思うわよ~悩んでも悩まなくてもできるものはできるわけだし」
勇者「簡単に言わないでくれよ・・・魔王の魔王が俺の・・・って考えたら・・・」
四天王2「魔王様も言ってたでしょ。『私に身を委ねればいい』・・・って」
勇者「俺の中の男の部分がそれを拒否してんだよ」
四天王2「そんなこと言ったって、今じゃ完璧に女の子じゃないの~。」
勇者「見た目は女になっても中身っつーか魂っつーか・・・とにかく『俺』が嫌なんだよ」
先代「なにをごちゃごちゃと言ってるんだお前は」
勇者「うぉわっ?!」
四天王2「あらお父様。いつからいらしてたんですの?」
先代「勇者があーでもないこーでもない言ってるあたりからだな。」
勇者「いきなり出てきたらびっくりするだろ・・・」
先代「いつになったら孫が見れるのかと思ってな」
勇者「あんたそればっかりな」
先代「で?その心の準備だかなんだかはいつになったらできるんだ?時間ってのは無限にあるわけじゃないぞ」
勇者「魔族らしくない発言だな」
先代「俺達だって無限に生きてるわけじゃないからな。他の奴らよりちょっとばかり長生きなだけだ」
勇者「ちょっとってレベルの長生きかよ・・・」
先代「まぁとにかく・・・さっさと次の世代を作ってもらわないとこまるんだわ」
勇者「簡単に言うけども、こっちにだっていろいろとハードルがあってだな・・・」
先代「はぁ~?」
四天王2「お父様ヤンキーみたいになってますわ」
先代「んなハードルなんてもんはなぁ。全部なぎ倒して進めばいいだろが」
勇者「んな乱暴な」
先代「お前勇者のくせに勇気が足りないんじゃないのか?」
勇者「それとこれとは話が違うだろ。魔物倒してる方がまだラクだっつー」
先代「これ以上ごちゃごちゃ言ってると魔王の代わりに俺が開通させるが、それでもいいのか?」
勇者「いいわけないだろ!!!」
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Posted on 2015/04/24 Fri. 23:10 [edit]

category: 勇者と魔王

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