爆心地
小心者の小心者による小心者のためのブログ
海を見てたら 
自分がいかに小さいかを実感する。そして自分の悩みなんて世の中のアレコレに比べたらどうでもいいことのように思えてくる。そして、心のどこかで救われているのだろう。
眠れない夜は君のせいだとかいう歌が昔あったが、正直な所眠れないのは誰のせいでもなく、ただ自分の精神状態がおかしくなってるせいなんだろうと分析してみる。
「眠れてないの?」
キリとの一件があってから違う部屋に移され、違う人物と一緒になった。錦やケイやキリとは違うタイプで、どちらかというと小動物のような雰囲気の男だった。金髪に近い茶髪はそこはかとなくキノコを連想させるし、灰色に近い目はどんぐりのような形をしている。やけに黒目が大きいのも特徴のひとつだといえる。ちなみに名前はハヤトというらしい。
「・・・いろいろあったからな」
実際この数日の間眠ろうとしても全く眠れず、目の下にはうっすらとクマができているような状況だった。思った以上に精神的ダメージが大きかったようで、少しでも眠ると悪夢を見る。
「疲れた顔してるし、肌も荒れてるよ?」
「すまんな。辛気臭いのが同じ部屋なのは嫌だろ」
「謝ることなんてないよ。あ、そうだ。よく眠れる方法とか試してみない?」
「そんな方法あるのか」
「僕の場合は眠れなくて悩んだことないから分からないけど・・・調べたら何かしら分かると思うんだよね」
「生憎俺達はグーグル先生には会えないんだぞ」
「ネットで調べるだけが全てじゃないでしょ。医学書とかそれっぽい本とか」
「てっとりばやく睡眠薬でも手に入ればな」
「でもあんまりクスリに依存するのはよくないと思うよ?それにあの人がそういうのくれるとは思えないし」
ハヤトがあの人と呼ぶのは金髪男のことだ。なんだかんだで元の場所に戻ってきたわけだが、不愉快な状況は全く変わらない。
「だろうな。あいつが何かしてくれるとも思えないし」
「なにをしてほしいのかな?」
金髪男が部屋の中に入ってきた。突然出てくるのは相変わらずのようだ。
「・・・ひどい顔してるね。よっぽどひどい目に遭ったのか・・・な?」
「い゛っ・・・!」
金髪男が傷の残る場所を無遠慮につかんだ。
「・・・触るな。」
手当てしてもらったとはいえ、そんなすぐには傷が治るわけもない。それに昔よりも治癒するまでの時間が遅くなってる気がする。
「ごめんね。痛かった?」
「・・・で?何しにきたんだ。」
眠れない日が続いているせいでイライラしている。気を付けていないと些細なことでキレそうなぐらいに。
「なんだか眠れてないみたいだから様子を見に来ただけだよ」
「見りゃ分かるだろ。」
「すごい荒んでるね。まぁ、君の場合は来た時からそんな調子だったけど」
「用は済んだだろ。今はあんたと駄弁ってる気分じゃないんだ」
「よく眠れる方法を教えてあげようと思ったんだけど?」
「睡眠薬くれた方がよっぽどありがたいけどな」
「それは無理な相談だね」
「そう言うだろうと思ってたけどな」
「眠れてないの?」
キリとの一件があってから違う部屋に移され、違う人物と一緒になった。錦やケイやキリとは違うタイプで、どちらかというと小動物のような雰囲気の男だった。金髪に近い茶髪はそこはかとなくキノコを連想させるし、灰色に近い目はどんぐりのような形をしている。やけに黒目が大きいのも特徴のひとつだといえる。ちなみに名前はハヤトというらしい。
「・・・いろいろあったからな」
実際この数日の間眠ろうとしても全く眠れず、目の下にはうっすらとクマができているような状況だった。思った以上に精神的ダメージが大きかったようで、少しでも眠ると悪夢を見る。
「疲れた顔してるし、肌も荒れてるよ?」
「すまんな。辛気臭いのが同じ部屋なのは嫌だろ」
「謝ることなんてないよ。あ、そうだ。よく眠れる方法とか試してみない?」
「そんな方法あるのか」
「僕の場合は眠れなくて悩んだことないから分からないけど・・・調べたら何かしら分かると思うんだよね」
「生憎俺達はグーグル先生には会えないんだぞ」
「ネットで調べるだけが全てじゃないでしょ。医学書とかそれっぽい本とか」
「てっとりばやく睡眠薬でも手に入ればな」
「でもあんまりクスリに依存するのはよくないと思うよ?それにあの人がそういうのくれるとは思えないし」
ハヤトがあの人と呼ぶのは金髪男のことだ。なんだかんだで元の場所に戻ってきたわけだが、不愉快な状況は全く変わらない。
「だろうな。あいつが何かしてくれるとも思えないし」
「なにをしてほしいのかな?」
金髪男が部屋の中に入ってきた。突然出てくるのは相変わらずのようだ。
「・・・ひどい顔してるね。よっぽどひどい目に遭ったのか・・・な?」
「い゛っ・・・!」
金髪男が傷の残る場所を無遠慮につかんだ。
「・・・触るな。」
手当てしてもらったとはいえ、そんなすぐには傷が治るわけもない。それに昔よりも治癒するまでの時間が遅くなってる気がする。
「ごめんね。痛かった?」
「・・・で?何しにきたんだ。」
眠れない日が続いているせいでイライラしている。気を付けていないと些細なことでキレそうなぐらいに。
「なんだか眠れてないみたいだから様子を見に来ただけだよ」
「見りゃ分かるだろ。」
「すごい荒んでるね。まぁ、君の場合は来た時からそんな調子だったけど」
「用は済んだだろ。今はあんたと駄弁ってる気分じゃないんだ」
「よく眠れる方法を教えてあげようと思ったんだけど?」
「睡眠薬くれた方がよっぽどありがたいけどな」
「それは無理な相談だね」
「そう言うだろうと思ってたけどな」
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Posted on 2015/05/03 Sun. 01:06 [edit]
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