爆心地
小心者の小心者による小心者のためのブログ
スマイル無料! 
正直な話、レジで「スマイル一つ」なんてどんな罰ゲームだって思う。「テイクアウトで」とか付けたしたら、事故にしかならないだろ。どうでもいいがコンビニに電話かけてまで下ネタを言いたい人間の心理が分からない。分かりたくもない。
財政難を脱するために、ユニを俺のバイト先に雇ってもらうことにした。バイト先の基準がゆるゆるでよかった。履歴書だってこれ俺のやつをちょっといじっただけだからな?ちなみに名前は「佐藤太郎」だ。日本で一番多い苗字だし、覚えやすくていいだろ。
「いやー。君みたいな人が来てくれてよかったよ。イケメンだし、愛想いいし、物覚えもいいし」
「こちらこそ、雇ってくださってありがとうございます。」
ユニはあっという間に職場に受け入れられた。女性陣の目が得物を狩る肉食獣のようだったのは・・・見なかったことにしよう。いやいや・・・だめだろ。あんたら全員結婚してるだろ。確かに旦那に比べたらユニは超絶イケメンだけど、そこで目を❤にしてちゃだめだろ。あと、ユニは彼女っていうか、嫁がいるからな?
「いらっしゃいませ。ご一緒に○○もいかがですか?」
「あ・・・じゃあ、それもお願いします」
さすが俳優・・・初めてとは思えないぐらい自然にレジをやっているぞ。これはあれか「コンビニバイトをする役」という認識でやっているのか。っていうか、女性客の目が❤になってるぞ。男連れの人の目も❤になってんぞ。小学生から婆様まで魅了するとは・・・これがスターの実力というやつなのか。スター恐るべし
「あんな必死に掴まなくてもちゃんとおつり返すのにな」
「いや、アレはお釣りを掴むのに必死だったんじゃなくて、お前の手を握りたかったんだよ」
「横に彼氏がいるのに、そんなことするわけないだろ」
「お前自分の顔面の破壊力分かってない」
「誰が顔面凶器だ」
「使い方違うから。ある意味凶器だけども」
バイト中は黒縁眼鏡を掛けているが、その眼鏡が似合いすぎてるのがムカつく。ダサく見せるための眼鏡でイケメンに見えるとか、ユニのイケメン力が底知れない。「俺のイケメン力は53万だ」とか言われても納得しそうだ。バイトが終わって帰ってから、あるもので適当に飯を済ませた。
「そういえば、今日こんな物をもらった」
憐が名刺を渡してきた。どこぞのモデル事務所の物だったけど、どこでこんなもんもらったんだろう?
「俺にできそうなことはないか探しに出たら、声を掛けられた。モデルにならないかと言われたが、俺には決められないから、あんたの意見を聞こうと思う」
「えっ・・・憐も仕事探そうとしてくれたの?」
「なにもしないわけにはいかないだろう。」
「お坊ちゃまな憐が?」
「確かに、俺は世間知らずだ。刀を振るう以外に能が無い。それでも、何もしないのは性に合わん」
まさか憐が仕事を探そうとしてくれてたなんて意外だった。万年筆狙いで俺にバトルを挑んできたおっさんのところで、不自由ない暮らしをしてたっぽいのに、この子にバイトとかできるんだろうか?いや、モデルならできるか?顔とスタイルはいいんだしな。っていうか、この家の中イケメン率高いな・・・俺以外全員イケメン。
「モデルの仕事のことならユニに聞けばいんじゃないか?スターだからそういうの詳しいだろ」
「頼む。あんたの知ってることを俺に教えてくれ」
「楽な道ではないぞ。お前にその覚悟があるか」
「あぁ。どんな辛いことでも耐えてみせる。」
正直モデルって笑顔でポージングするだけだと思ってた。やっぱプロは違うな・・・ここは門外漢の俺がどうこう言うより、ユニに教えてもらった方がいいだろう。
「いやー。君みたいな人が来てくれてよかったよ。イケメンだし、愛想いいし、物覚えもいいし」
「こちらこそ、雇ってくださってありがとうございます。」
ユニはあっという間に職場に受け入れられた。女性陣の目が得物を狩る肉食獣のようだったのは・・・見なかったことにしよう。いやいや・・・だめだろ。あんたら全員結婚してるだろ。確かに旦那に比べたらユニは超絶イケメンだけど、そこで目を❤にしてちゃだめだろ。あと、ユニは彼女っていうか、嫁がいるからな?
「いらっしゃいませ。ご一緒に○○もいかがですか?」
「あ・・・じゃあ、それもお願いします」
さすが俳優・・・初めてとは思えないぐらい自然にレジをやっているぞ。これはあれか「コンビニバイトをする役」という認識でやっているのか。っていうか、女性客の目が❤になってるぞ。男連れの人の目も❤になってんぞ。小学生から婆様まで魅了するとは・・・これがスターの実力というやつなのか。スター恐るべし
「あんな必死に掴まなくてもちゃんとおつり返すのにな」
「いや、アレはお釣りを掴むのに必死だったんじゃなくて、お前の手を握りたかったんだよ」
「横に彼氏がいるのに、そんなことするわけないだろ」
「お前自分の顔面の破壊力分かってない」
「誰が顔面凶器だ」
「使い方違うから。ある意味凶器だけども」
バイト中は黒縁眼鏡を掛けているが、その眼鏡が似合いすぎてるのがムカつく。ダサく見せるための眼鏡でイケメンに見えるとか、ユニのイケメン力が底知れない。「俺のイケメン力は53万だ」とか言われても納得しそうだ。バイトが終わって帰ってから、あるもので適当に飯を済ませた。
「そういえば、今日こんな物をもらった」
憐が名刺を渡してきた。どこぞのモデル事務所の物だったけど、どこでこんなもんもらったんだろう?
「俺にできそうなことはないか探しに出たら、声を掛けられた。モデルにならないかと言われたが、俺には決められないから、あんたの意見を聞こうと思う」
「えっ・・・憐も仕事探そうとしてくれたの?」
「なにもしないわけにはいかないだろう。」
「お坊ちゃまな憐が?」
「確かに、俺は世間知らずだ。刀を振るう以外に能が無い。それでも、何もしないのは性に合わん」
まさか憐が仕事を探そうとしてくれてたなんて意外だった。万年筆狙いで俺にバトルを挑んできたおっさんのところで、不自由ない暮らしをしてたっぽいのに、この子にバイトとかできるんだろうか?いや、モデルならできるか?顔とスタイルはいいんだしな。っていうか、この家の中イケメン率高いな・・・俺以外全員イケメン。
「モデルの仕事のことならユニに聞けばいんじゃないか?スターだからそういうの詳しいだろ」
「頼む。あんたの知ってることを俺に教えてくれ」
「楽な道ではないぞ。お前にその覚悟があるか」
「あぁ。どんな辛いことでも耐えてみせる。」
正直モデルって笑顔でポージングするだけだと思ってた。やっぱプロは違うな・・・ここは門外漢の俺がどうこう言うより、ユニに教えてもらった方がいいだろう。
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Posted on 2017/01/11 Wed. 13:11 [edit]
category: 55号室の住人
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