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小心者の小心者による小心者のためのブログ

もしもの話14  

白鶴さんと長谷部君
1:成り代わりが出てくる
2:ねつ造・ご都合主義がいっぱい
3:14159265・・・
4:「馴れ合うつもりが無いわけでもない」×「姫と呼ばないで」
以上のことを踏まえた上で、問題ないという方は中へ、問題しかないという方は速やかに×ボタンで退避してください。

「お前は、随分と思われてるんだな」
「なんだ急に」

風呂上りに廊下で日本号とすれ違った時に言われた言葉に、頭上に「?」が浮かぶ。

「どれだけ一緒にいたら、あんな風に懐かれるんだ?」
「俺と長谷部はあの戦場で初めて会った。それ以前のことなんて知らない」
「なんだって?」
「俺達が同じ場所にいたから、同じ本丸の出だと思ったか?」
「つまり、お前は初対面の相手を守るために死にかけてたってのか?」
「死にかけとは大げさだな。あの時の長谷部に比べれば、俺の怪我など軽傷だろう」
「馬鹿言うな。あの時のお前はあと一歩で折れるところだったんだぞ」

折れる寸前だったとか・・・マジでか!全然そんな風には思えなかったんだけど、あれってつまりランナーズハイ状態ってやつ?アドレナリン出まくってて、痛いんだかなんだか分からない状態になってたってことなの?

「猶更分からないな、長谷部がなぜそこまで懐いてるのか」
「多分、刷り込みみたいなものだろう。他に説明のしようもない」
「刷り込み・・・」
「頼れる相手が俺しかいなかった。ただ、それだけのことだ」

日本号は複雑な顔してるなぁ・・・。出会うのが先だったら、今の状況も少しは違ったんだろうとか思ってるんだろうな。まぁ、どっちにせよ長谷部君はあなたのこと知りませんがね。よく知らないのは私も似たようなものか。

「馴れ合いを好まないお前が、あいつに心を許すのはなぜだ?」
「語るような理由は無いな。あんたも同じようなものだろ」
「俺が?」
「ただ、なんとなく放っておけない。そんなものだ」

戦場での第一発見者だからとか、なんとなく頼られてる感じがするからとか、理由になりそうなのを挙げたらここら辺だろうけど、一番大きいのは同じような境遇ってことだろうね。元人間で今刀剣。この本丸の中で情報を共有できるのが私だけというのも、なんだか可哀そうな気がするけど、こればかりはどうしようもない。
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Posted on 2017/08/30 Wed. 00:00 [edit]

category: 刀剣乱舞小説

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