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小心者の小心者による小心者のためのブログ

もしもの話28  

白鶴さんと長谷部君
1:成り代わりが出てくる
2:ねつ造・ご都合主義がいっぱい
3:6度9分
4:「馴れ合うつもりが無いわけでもない」×「姫と呼ばないで」
以上のことを踏まえた上で、問題ないという方は中へ、問題しかないという方は速やかに×ボタンで退避してください。

「俺は出陣があるから無理だ」
「出陣まで時間あるよね?」
「俺も暇じゃないんでな」

とりあえずおじいちゃんの戦装束を着つけて、乱ちゃんの髪型セットして、加州のネイルをやって、布団も干さないと・・・!

「すまんな。大倶利伽羅には俺の着付けを手伝ってもらうことになっている」
「そういうのは、同じ三条の刀にやってもらえばいいでしょ?」
「俺が大倶利伽羅にやってもらいたいのだ」
「そういうわけだから、案内は山姥切にやってもらうんだな」

見習いは何か言いたそうだったけど、こっちにはこっちの都合があるんです。だいたい、主の発言遮ってまで俺を指名する理由が分からないよ。

「今日もまた検非違使狩りなの?」
「兄者がまだ来ないからね。」
「無理しないでね」
「うん。じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい」

兄者を訪ねて三千里・・・まではいってないけど、けっこうな回数検非違使と戦ってる。長谷部君が心配するから、あんまり無茶はしないようにしてるんだけど、検非違使と戦ったら無傷ではいられないよね。

「兄者を置いて行けぇぇぇぇ!!!」

最後の一体の頭部に本体を叩き込みながらの叫びは、割と切実な本音。刀装はげたし、負傷したし!いつものことだけど!どうせ兄者は来ないんだろ!知ってるよ!!

「すまん。髭切を連れて来れなくて」
「そんなことよりさっさと手入れ部屋に入れ。ひどい怪我じゃないか」
「いや、俺は後でいい」

陸奥守と獅子王は重傷だから、そっちを先に入れるのは当然でしょうが。手入れ部屋が空くまでは手入れ部屋の横の部屋で待機。あとは和泉守と同田貫と山姥切だけど、山姥切は出陣前からメンタルやられてたな。

「写しの俺の案内では不満だったんだろうな・・・」
「主はあんたに案内を頼んだだろ。見習いがどう思うかなど、関係ない」
「大倶利伽羅がよかったと言われた・・・」
「主でもない奴の発言でいちいち落ち込んでも仕方ないだろ。」
「俺が写しだから」
「それを言うなら俺は無銘刀だ。」

結果的に見習いを押し付けるような形になっちゃったわけだし、罪悪感もあるから、誉貯まってないけど食べたい物作ってあげることにした。みかん大福がいいって言ってたから、今日のおやつの時に出すか。ちょうど苺大福作ろうとしてたから都合がいいよね。

「大倶利伽羅。負傷したんだって?」
「戦ってるんだ。当然だろ」

厨行こうと思ったら途中で見習いと遭遇した。そういえば、本格的な審神者業務は明日からだから、今日はもうやることないんだった。だからといって、このまま一緒に厨について来られても困る。

「手入れ部屋にはちゃんと行った?」
「なんでそこで服を引っ張るんだ。」
「負傷してるの隠してるんじゃないかと思って。」
「心配しなくても、手入れ部屋には入った。」

だからそんな風に服を引っ張るのをやめてくれないかな!?だいたい、怪我してようとしてなかろうと、見習いには関係ないでしょうよ。

「傷が残ってるよ」
「手入れで消えない傷もある。」
「痛くないの?」
「同田貫の顔の傷あるだろ。あれと同じようなものだ」

同田貫の顔の傷もけっこう目立つと思うけど、あれは手入れじゃ消えないよね。

「・・・用が無いなら放っておいてくれないか。」
「厨行くんでしょ?手伝うよ」
「馴れ合うつもりは無い」

あるぇぇぇぇ?なんでついてきちゃったかなこの人?

「馴れ合いなら、他の連中とやってくれ。」
「僕は君と仲良くなりたいだけなんだけどな」
「どうして俺なんだ?」

追い出そうとしても無駄っぽいから、もうこのまま作業始める。作業動線の上にいられると邪魔だから、離れててもらいたいんだけどなぁ・・・。

「君とは初めて会った気がしない」
「気のせいだろ。」
「気のせいだとは思えないんだよね」
「使い古されたナンパ術みたいなこと言うんだな」
「もしそうだったら、君は引っかかってくれるのかな?」
「すでに相手がいるものでね」
「へぇ?誰かな」
「あんたに教える必要はないだろ」

誰と付き合ってるとか、そういうことを見習いに教えてやる理由は無いよね。というか、見習いとは恋バナするような仲でもないしね!

「ご所望の品だ」
「わざわざ持ってきてくれたのか」
「他の連中に見られると厄介だからな」

皿の上にはみかんに似せた形の大福。苺大福とは違うから、追及されると面倒くさいと判断して、堀川部屋に持ってきたんだよ。まぁ、見習いには見られたし「なんでそれだけ形が違うんだい?」って言われたけど、「俺が何を作ろうと俺の勝手だろ」って言って放置してきた。

「これ作るの面倒くさかっただろ」
「別に大した手間ではない。」
「あんたの分はどうした?」
「俺はいいんだ。甘い物は苦手でね」
「その割には、菓子作りは上手いんだな」

お菓子は分量さえちゃんと測ればそれなりのものはできるんだよ。それに、喫茶店の手伝いで作ったり、●●●に強請られて作ったりしてたから、それなりに経験もあるしね。

「作るのと食べるのは別だからな。」
「あ、くりさんここにいたんだね。」
「俺を探してたのか?」
「くりさんの一日を賭けた戦いが勃発してたから、教えておこうと思って」
「なんなんだその戦いは」
「最近は長谷部さんとばかりいっしょにいるから、俺達にも構え。らしいですよ」
「誰といようが俺の勝手だろう・・・」

そこまで長谷部君とばかりいっしょにいるわけじゃないんだけどなぁ・・・。まぁ、以前に比べると一緒にいる時間は長くなってるのは認めるよ。あくまでも当社比だけど。
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Posted on 2017/09/16 Sat. 00:00 [edit]

category: 刀剣乱舞小説

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