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小心者の小心者による小心者のためのブログ

もしもの話 44  

白鶴さんと長谷部君
1:成り代わりが出てくる
2:度あることは三度ある
3:ねつ造・ご都合主義がいっぱい
4:「馴れ合うつもりが無いわけでもない」×「姫と呼ばないで」
以上のことを踏まえた上で、問題ないという方は中へ、問題しかないという方は速やかに×ボタンで退避してください。

「主!大変だ・・・倶利が・・・!」
「どうしたんですかそんなに慌てて?」

目の前で自分の半身が黒い沼のような物に引きずりこまれるのを見た加羅は主の元に走った。主は部屋で書類を片づけているところだった。部屋には近侍の山姥切もいた。

「急に地面が黒くなって、そこに引きずり込まれたんだ。」
「地面が?」
「大変だ大将!長谷部が消えちまった!」

普段なら見せない慌てた様子の薬研がノックも無しに執務室に駆け込んできた。

「えっ・・・長谷部まで?!」
「あぁ、急に地面が黒くなって、間に合わなかった。あんな近くにいたのに」
「地面が黒く・・・倶利と同じだ」
「大倶利伽羅の旦那もなのか?」
「・・・神域に引きずり込まれたか」

山姥切がボソっと呟いた。

「えっ神域ってどういうことですか?!どっどどどどどうしたらいいんですか?!」
「落ち着け主。焦ってもどうにもならない」
「そんなこと言われたって・・・神域って・・・神域って・・・!」
「加羅。倶利は一人だったのか?」
「いや、小さい鶴丸も一緒だった」
「そうか・・・それなら、大丈夫だろう」
「えっ・・・どういうことですか?!あんな小さい鶴丸に何ができるって言うんですか!」
「そうだぜ旦那。あの鶴丸にできることといったらせいぜい刀装作るぐらいだろ」
「もしかしたら、あいつはこの時のためにここに来たのかもしれない」
「一人で納得してないで説明してくださいよ!」

布の下で山姥切は意味深な笑みを浮かべた。
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Posted on 2017/10/24 Tue. 10:15 [edit]

category: 刀剣乱舞小説

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